軍歴解説/調査とは?
歴史に埋もれた家族の戦争体験を発掘し、次代に伝える「従軍の足跡®」
戦争に行った家族の足跡を軍歴証明をもとに追跡し、
個人の伝記に仕立てます
今年もまた暑い夏がやってきます。
6月23日沖縄戦の終結、8月15日の終戦から79年目の夏がきます。昭和20年、20歳だった人も99歳となり、従軍体験のある方はほとんどが故人となりました。
日中戦争と太平洋戦争の従軍者は、国内外・陸軍海軍合わせて数百万人にも上ります。
この数百万人もの従軍者の記録が、全てではありませんが都道府県や厚労省に残されているのを知っていますか。従軍者の記録は様々な資料があるものの、まとめて「軍歴証明」と呼んでいます。
この軍歴証明は、従軍された経験のある皆さんのお父さん、お祖父さん、叔父さん、大叔父さんなど、概ね三親等の親族、最近では六親等の親族まで取得できるようになってきました。皆さんと従軍者の関係を証明する戸籍謄本が必要ですが、是非申請してみてください。
※陸軍は各都道府県、海軍やその他の資料は厚労省に申請します。厚労省のURLに申請方法が掲載されており、陸軍従軍者のための申請先PDFが示されています。(厚労省ホームページ)
既に軍歴証明を入手した方もいらっしゃると思います。
履歴欄には「昭和14年〇月〇日編制完了、〇月〇日戦闘、〇月〇日掃討完了、〇月〇日…」と日にちごとの記録が書かれていることがわかります。少し難しいのは手書きがほとんどで、大変読みづらい場合が多いのです。また内容は簡潔な記録なため、その戦闘による被害はどのくらいだったのか、全体の戦争状況の中でなぜ行われた戦闘だったのかなど、わからないことが多いでしょう。
ファミリーヒストリー記録社の「従軍の足跡®」では軍歴証明の申請協力、テキスト化、内容の解説、補足調査などを行っており、軍歴証明の理解をより深めるための協力をしています。
これまで既に100件余りの軍歴証明を得て、プロの調査員の手にってお客様よりご依頼いただきました「従軍の足跡®」を事実を追ってわかりやすく記述してまいりました。それらの100人余りの従軍者の足跡は、その時、その場に立たざるを得なかった、その人の状況に自分も置かれたような気持ちになり、胸がしめつけられる思いがします。このような苦しい思いをして戦った人々がいたという事実を、次代の多くの方々に知ってほしいと願っています。
まずはメールフォームにてお問い合わせください。
サービス開始の背景
- 祖父が戦争へ行ったと聞いているけど、軍歴証明の取り方がわからない。
- 軍歴証明は取れたけど、手書きで旧字なので読めない。
- 書いてある文字はわかるけど、輜重兵? 一等兵? 衛生兵? など具体的に何をしていたのか。
- その戦いはどんな戦いだったのか知りたい。
本サービスの提供に至った背景には、「戦争体験を知りたい・伝えたい」という声があるにも関わらず、「軍歴証明書の取得・解読が難しい」という実態があります。
ファミリーヒストリー記録社は、創業以来7年間で数百人の方々の歴史の聞き取り・調査・記録を手掛ける中で、日本の歴史や日本軍に関する知見、無機質な資料や記録を血の通った読み物に仕立てるノウハウを蓄積して参りました。
行政書士事務所等において「軍歴証明書」の申請代行を行うサービスはありますが、そこから見える生々しい足跡をわかりやすい個人の伝記に仕立て、次代に伝えていける書籍の形でお納めする本サービスは、私たちの知見とノウハウが詰まった、これまでにない新しいサービスです。
平和への祈りを込めて、終戦75周年を迎える日に正式スタートいたしました。
Background
戦争体験を知りたい、
伝えたいという声
従軍経験者が高齢になった今、「戦争に行ったおじいちゃんは何も語らずに亡くなったけど、どんな経験をしたのかな」、「叔父さんの遺品に勲章があった。受章の背景が知りたい」というご家族の声は多くあります。
当事者の方の「このままではあの戦争体験が歴史に埋もれてしまう」という危機感も耳にします。
Background
軍歴証明書の取得、
解読の難しさ
日本では、軍隊に所属していた人の詳細な記録が残されています。直系ご子孫や三親等までのご家族であれば、その関係を証明する戸籍謄本を添えて手続きすることで「軍歴証明書」という公的記録を取得することができます。
しかし、戸籍の変遷によっては取得に必要な書類を揃えるのに大変な苦労を伴います。また、苦労して軍歴証明書を取得しても、戦史や軍隊、地理、当時の戦況に詳しくなければ、実際に解読するのは難しいものです。
「従軍の足跡®」
「軍歴証明」から見える生々しい足跡をわかりやすい個人の伝記に仕立てます。
「従軍の足跡®」の概要
従軍の足跡®は、軍歴証明書の取得をサポートした上で、集まった軍歴証明の情報をもとに、従軍された方の足跡をわかりやすい個人の伝記に仕立てるものです。
ファミリーヒストリー記録社のプロのライターが、戦史や軍の組織、地理的背景や当時の戦況の解説を交えて執筆し、20頁程度の書籍にします。
収録内容の例 | いつ軍に召集され、どんな立場でどこに配置されたのか。 |
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どこの港を出港し、どの地で戦い、どんな負傷や病気に苦しんだのか。 | |
賞罰や叙位叙勲はあったか。 |
- 収録内容は、調査対象の方の軍歴証明書の情報量により変わります。
例えば、日中戦争における各戦地での戦績、硫黄島の戦いで玉砕するまでの経緯、軍医の方のシベリア抑留記録など、それぞれの方のドラマを、生々しいストーリー仕立てで再現します。
お父様、お祖父様の戦争体験を子孫にしっかり伝える、家族の大切な一冊になります。
- わかりやすいように現在の地図上にルートを描いています。
価格
軍歴解説A(簡易解説) | 15万円(税込価格:16.5万円) 15P簡易プリント 軍歴証明等の記録が揃っている場合、その概略を解説します。 ※記録の内容が多岐にわたる場合は標準解説をおすすめします。 |
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軍歴解説B(標準解説) | 25万円(税込価格:27.5万円) 30Pハードカバー製本 軍歴証明等の記録が揃っている場合、その内容を詳細に解説します。 |
軍歴調査(解説と追加調査) | 35万円(税込価格:38.5万円) 30Pハードカバー製本 軍歴証明等の記録が不十分な場合、さらなる独自調査を行った上で詳細に解説します。 |
テキスト化 | 1文字15円~(税込価格:16円~) |
軍歴証明書を取得するための戸籍謄本取得協力 | 6000円(税込価格:6,600円) |
軍歴証明書申請協力 (都道府県、厚生労働省) |
12,000円(税込価格:13,200円) |
- 軍歴証明書が取得できないときでも調査が可能な場合もあります。その場合の報告書は、軍歴調査となります。