都立中央図書館が再開しました

3月16日(木)から南麻布有栖川宮記念公園内にある都立中央図書館が再開しました。

新型コロナ流行以降、時間予約制となり、昨年秋から改修工事が行われ利用制限があり、再開前1ヶ月ほどの間は休館になるなど、長い間にわたりイレギュラーな状態が続きましたが、今回の再開で、予約制がなくなり、在館600名の入館制限のみとなりました。ほぼ、コロナ前の状態に戻った感じとなりました。

早速17日(金)に諸案件の調査のために利用しました。

皆さまの中には、東京には国立国会図書館があるから、わざわざ都立中央図書館に行く必要はないだろうと思う方がいるかもしれません。

確かに日本国内の図書館で国立国会図書館の蔵書量に敵う図書館は存在しません。

しかし、国立国会図書館に蔵書がない本が都立中央図書館にある場合があります。

例えば、自治体史で、このケースがありました。国立国会図書館に蔵書がないと諦めるのではなく、都立図書館のHPで検索をしてみると、都立図書館に蔵書がある場合があります。

さらに、国会図書館の場合、参考図書以外の大半の蔵書は閉架、あるいはデジタル閲覧となりますが、都立中央図書館の3階には自治体史・伝記・全集が開架となっており、本の背表紙を見ながら探すことができます。特に巻数の多い自治体史や全集の場合は手にとって、パラパラめくった方が探しやすこともあり、国会図書館にはない魅力があります。

もちろんデジタル化による効率の向上化はめざましいものがありますが、まだまだ不便に感じる面もあり、ご先祖調査においてはデジタルとアナログの両輪を回していくことが重要なのではないかと感じています。

都立中央図書館は平日午後9時まで開館しているのも魅力的です。午後から行ってもゆっくり利用できますし、都内勤務の方は仕事終わりにも利用できます。

私も17日は久々の通常開館になったこともあって、時を忘れて調べてものをしていたら、19時を過ぎていました。終ってみると、「腹が減った」と思い、近くに昨年オープンしたモスバーガーの新業態であるチーズバーガー専門店mosh Grab’n Goで食事をしました。なかなか食べ応えがあり、明日への活力になりました。

都立中央図書館の最寄り駅は地下鉄広尾駅となりますが、周辺にはオシャレな飲食店も多いので、図書館で集中した後は、食事を楽しむのも良いかもしれませんね。