昔のお話

みなさんのお父さん、お母さんは、それぞれのお父さん、お母さんから生まれてきました。当たり前ですがみなさんにとっては祖父、祖母ですね。さらに祖父、祖母にはそれぞれ曾祖父、曾祖母がいらっしゃいます。1人の人から1世代前で2人の親、2世代前で4人、3世代前で8人、4世代前で16人、5世代前で32人、そして10世代前には1024人となります。27世代前で1億人突破、つまり膨大な数の血のつながった祖先がいるということがわかります。

27世代前というと800年くらい前、日本は鎌倉時代です。その時の人口は何人でしょうか。約800万人と推定されていることを考えると、ほとんどの日本人はみな兄弟...

そう考えると、そんな気の遠くなるような何代も何代ものつながりがあって、やっと今の自分がいることがわかります。

「家系図を作って先祖を1000年たどる技術」(同文館出版)という本を読みました。これには著者である行政書士の丸山学さんが、戸籍、宗門人別改帳、検地帳、墓、過去帳などいろいろな手段を駆使して祖先を探り当てていくという、とても興味深い内容が書かれています。ものすごい熱意です!! ご興味のある方はWebでも情報提供しているようですので以下をご覧ください。

http://www.5senzo.net/

実際には平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸の各時代に生きた祖先の具体的なお話は、本家筋だったり、代々名士と言われているようなごく一部の方しかわからないものです。そこまでは無理としても、せめて今ならまだ、明治時代くらいのことを、お父さん、お母さん、祖父、祖母に聞くことができる、思い出してもらえばかなりのことがわかるような気がします。

自分のご先祖さまが、どんな暮らしをしていたのか、何を食べていたのか、どんな時代だったのか、何を思っていたのか、いろいろなことを聞いてみたいと思うのは私だけではないですね、きっと。

昔の話を今、聞いて書き留めておきましょう。きっとみなさん自身に、お子さんに、お孫さんに、そして子孫に、伝えられる大事な記録になると思います。