お話を聞くということ

「お話を聞く」技術をいくばくかでも向上させたいと願い、いくつかの分野をのぞいてきました。ぱっと思い浮かぶのは 「傾聴」「インタビュー」「カウンセリング」「取材」「聴取」....

いろんな本を手に取って考えてみました。傾聴のように単に頷いて聞いているだけでいいのか、カウンセリングのように心がつらい方に聞く手法でいいのか、取材方式で聞きたい質問をしていけばいいのか、民俗学のような取材はどうなのか、などなど。何かどれも合っているようで、微妙に異なるような感じもしました。あるいはその良いところを抽出できないかとも感じました。

ファミリーヒストリー記録社で貢献したいと考えていることは、お父さんお母さんに人生の歴史を語っていただき、それをお子さんお孫さんたちに伝えていくことが一つの目標です。もう一つの目標は、ご本人が語る過程で、ご自身の中に眠る数々の出来事を色鮮やかに思い出し、喜びや悲しみ、幸せな時や苦しかった時を乗り越えてきたことを改めて確認することなのではないかと思っています。それは、自分の人生を改めて認めなおし、自信を持って明日からも生きていこうと思える大事な時間と記録なのではないかと思うのです。

すべての方に、語るに足る深い深い歴史があります。思いがあります。そんな思いを語っていただく場を、個人史・家族史を制作する最初の過程、「お話を聞く」過程で作っていきたいと願っていますが...まだまだ修業中です。

「プロカウンセラーの聞く技術・話す技術」浮世満理子・水島広子・諸富祥彦監修 マルコ社

「プロカウンセラーの聞く技術」東山紘久著 創元社

「プロカウンセラーが教えるはじめての傾聴術」古宮昇著 ナツメ社

「聞く力 心をひらく35のヒント」阿川佐和子著 文春新書

その他