父方の戸籍謄本の取得
戸籍謄本の取得は、基本的にご本人が手続きを行います。ファミリーヒストリー記録社ではご本人の手間を極力減らすようご協力しています。
まずは根室市役所に戸籍謄本の申請をしました。すると父の父の父は岩手県山田町から転籍したとあります。そこで根室市で取得した謄本のコピーを添付して、今度は岩手県山田町に申請します。
山田町と言えば、東日本大震災で被災し、過去にも何度となく地震や津波の被害を受けています。昔の戸籍は80年間しか保管していない時期もあり、既に申請しても取得できない方も一部にいらっしゃいます。また、空襲や震災で保管している建物ごと焼失してしまっている地域もあるのです。今は150年保管しておくよう法律が変わったのですが、一番古い1886年頃発行のものは2036年までに忘れないうちに取得しておく良いでしょう。
戸籍謄本の中に、父の姉が山田町の「武藤氏再興のため除籍」とあり父が小さい時に離れ離れになってしまいました。本をプレゼントした時に涙を流した原因のひとつに、大好きだったお姉さんのことがあったのではないかと思い、このお姉さんがもし山田町で生きていたなら...と想像しました。
無理とは知りつつ、山田町役場に問い合わせましたが、残念ながら直系ではないため、もしいらっしゃったとしても情報をいただくことはできませんでした。
大正8年生まれのお姉さんは7歳で山田町に渡っているので、生きていたら95歳。今度山田町に行った時に、何かつながりが見つかればと思うのでした。