「日々の雑感」カテゴリーアーカイブ

近況

 近況

・南米の方から、移民したご先祖の戸籍謄本を申請してほしいとの依頼、無事に取得できEMSにて送りました。
・中国・東南アジアを転戦し、31歳で戦死したご先祖の足跡をご報告。もうすぐ納品です。アメリカの支援を受けた中国軍が迫る中の戦死だったようです。
・最近は4系統、全系統の家系図依頼が多くなっています。家系図解説書でご先祖の暮らしがずっとリアルに感じられるので、ご評価いただいています。
・ご自身で調査執筆した資料の書籍化も増えています。弊社としては編纂・解説・書籍制作で貢献しています。
・東北で、中国で、九州で、そして関東でアメリカで、スタッフが頑張って調査してくれています。
・写真は、コロナ前に新潮講座で受講された方が、オフィスに持ってきてくださった絵本です。華道の先生だったご先祖のことを絵本にしたものです。心が温かくなる絵本でした。ありがとうございます。

 今年もあと1か月余り、年内・年明けに納品を希望される方も多く、頑張って進行していきます。待っててくださいね~♪

地元「竹塚神社」にて

地元「竹塚神社」にて

なんと「天元年間(978-983)に伊勢皇大神宮を遷しここに祭る」という由緒ある神社ですが、以前あった参道の中ほどの両部鳥居(厳島型)は区内でも珍しいものだったようです。
昨日は肌寒い一日でしたが、七五三のお参りも準備されていました。
(写真は改修後のものです)

西宮ガーデンズでのNHK講座も無事に終了

西宮ガーデンズでのNHK講座も無事に終了

 写真は西宮ガーデンズのエントランス装飾です。
書籍を購入して下さった受講生の本にサインを入れ、別れ際にとっても嬉しそうに「自分でできるところ、すぐにやってみます!!」と目を輝かせて話してくれました。講師冥利に尽きます。ありがとうございます。

 後は来月早々の高松教室と神戸教室です。セミナーでの四国上陸は初めてですが、ぜひお越しください。高松教室はお安くなっています(^^)/

軍歴証明標準解説―お客さまの声、届きました。

軍歴証明標準解説―お客さまの声、届きました。

非常に珍しいケースの従軍の記録でした。海軍に所属し、満州におり、シベリア抑留されています。抑留中に亡くなって何十年後の厚労省調査で遺骨が戻ってきました。何十年ぶりにお骨となって故郷に帰ったきた青年のことを、こうして記録に遺すことができて本当に良かったと思いました。

売り切れでした!

 売り切れでした!

 ずいぶん前に足立区立郷土博物館で購入した1000円の写真の冊子。売り切れでした。ネットでは法外な値段で売られており、びっくりです。増刷してくださーーい。
 先週末は地元お寺さんを訪問し、貴重なお話をお聞きしました。次は地元神社に伺います。お宝が出てくるといいなと思います。

福山―広島―(広島お好み焼き)―大阪梅田―京都 前半戦終了しました。

 福山―広島―(広島お好み焼き)―大阪梅田―京都 前半戦終了しました。

・広島も大阪・京都も外国人観光客でいっぱいの二連休でした。
・どちらの受講生にも「今日から、明日から始めてみようと思いました」と書いてくださる方が多く、とても嬉しく励みになります。既に拙著をご購入いただいていた方にはサインを、まだの方にも手売りできました。足りなかった分はAmazonなどで…とご案内。ご参加ありがとうございました。順次アンケートご質問への回答をしていきます。
・帰社後、ある方の祖父が軍隊へ行ったことを一切家族に話していなかったのですが、官報で名前だけ発見。県に確認したところ「ある」との回答。ご先祖の情報が増えそうでホッとしています。
・既にルーツ調査を進めている方が、弊社調査員の調査力がすごいので、夫の親族も調べてほしいとご連絡がありました。嬉しいですね。
・また以前にルーツ調査報告書を納品した方も、今度は母方をご自身でも調べてみたい、でもまず戸籍謄本が読み解けないとのことで、「戸籍謄本が秘める物語」のご依頼となりました。なるほどそういった活用方法もあるんですね。

 さて、今は通常業務に戻っていますが、10月末~11月初めには熊本市、西宮、守口の三か所のNHK文化センターでお話します。
 過ごしやすい季節になってきました。是非各地の方々もお立ち寄りください。(写真は福山城と大阪梅田駅側面(笑))

全国NHK文化センターでのリアル講座、始まりました。

 全国NHK文化センターでのリアル講座、始まりました。

 24日初日の「ファミリーヒストリーを調べよう」講座仙台教室準備中の図です。午前、大勢の受講生が来てくださいました。午後はその足で盛岡教室へ。こちらでは出身大学もあって、同級生も参加してくれました。
 どちらの教室も反応が豊かで、話していて気持ちの良い温かい雰囲気でした。いつも移動時間で長居できないため、いただいた質問にはこれからじっくり返信していきます。

 来週末からは関西以西に伺います。調査の基本に加えて軍歴証明のこと、国会図書館デジタルのことなど、インターネットにつないで実地に検索法をお伝えします。待っていてくださーーい(^^♪。

106年ぶりのお墓参り、米国地元紙に掲載されました。

106年ぶりのお墓参り、米国ワイオミング州地元紙に掲載されました。

【記事翻訳】
ケメラー‐宗貞幹子氏と夫の高野勝則氏は、宗貞氏の曽祖父で、1917年に事故により亡くなるまで第6サブレットで炭鉱労働者だった宗貞作市の墓を訪ねるため、広島からケメラーまで驚くべき旅をした。夫妻は9月2日の土曜日に街を訪れた。

植田杏奈氏と彼女の夫であるジャニル・ヘーラット氏が通訳を務め、夫妻はサウス・リンカーン墓地にある曽祖父の埋葬地を訪れた。植田氏はファミリー・ヒストリー・レコード社にて、日本人の家族が親戚や先祖と再びつながる手助けをしている。

「曾祖父の軌跡を辿り偲ぶというこの心温まるミッションは、世代を超えた繫がりを痛切に物語るものです」と植田氏はガゼットに語った。「長年分からなかったルーツがこのように繋がったのは、彼らにとって非常に意味深いこと。日本では毎年8月に先祖の墓参りをする習慣があります。今回の旅はタイムリーな時期であるだけでなく、ルーツと繫がり、曽祖父が遺したものを称えたいという宗貞さんの長年の夢が実現することとなった非常に深い意味を持つものです。」

宗貞氏は、曽祖父がアメリカに移住したことは聞いていたが、正確な場所はそれまで知らなかった。彼女は曽祖父の作市がケメラーで亡くなったことに加え、作市が炭鉱労働者であり、サブレット第6炭鉱で事故により亡くなったことを知った。

フォート・ブリッジャーに住むジャン・ケナー氏の助けを借り、宗貞はケメラーにある曽祖父の墓を見つけることができた。ケナー氏は、Find A Graveというウェブサイトを通じて宗貞とつながった。

「夫と私は彼女の曾祖父の名前を持ってケメラーの墓地に来たのですが、お墓を見つけることができませんでした」とケナーは語った。

ケナー氏はその後、(追記:埋葬者と墓石の照合の際に)名前が英語で登録されてあり、またその綴りが間違っていたことを発見した。そして彼らは正しい綴りを見つけ、墓石を見つけることができた。

「すべてがひとつに繋がるなんて、なんと素晴らしいことでしょう」とケナー氏は言った。

植田氏とケナー氏の歴史への情熱と先祖代々の遺産を守ろうとする姿勢が、宗貞氏の家族の物語を明るみに出した。植田氏は何カ月も費やし夫妻の家族のルーツ探しに協力した。

「ジャンの助けがなければ、このプロジェクトは完成しませんでした」と植田氏。「このルーツ探しの過程でとりわけ注目すべきなのは、ジャンの助けです。これは、文化を超えたコミュニティの力を示しています。彼女の知識と献身のお陰で、埋葬場所を正確に特定することができました。」

何度も電子メールのやりとりをした後、ケナー氏と宗貞氏はついに墓地で対面し涙を流した。そして宗貞氏は初めて曾祖父の墓を訪れた。夫の高野氏とともに作市の墓前で祈りを捧げ、墓石に日本酒を注ぎ、宗貞氏は日本の曾祖母の墓の土を作市の墓にまいた。

植田氏の通訳のもと、宗貞氏は先祖を偲ぶことの意義と、思いがけない縁がもたらす影響について語った。

「私は小さな町で生まれ、曽祖父がアメリカに行ったことは聞いていました。大人になるにつれ、曽祖父のことを考えると、海外で一人亡くなるのはどれだけ寂しかったろうと思うようになりました」

曾祖父のことを思い、祈っていた宗貞氏は、彼の墓を訪れ、計り知れない幸福を感じたという。

「今日、私たちがお参りしたことで、曽祖父が幸せな気持ちになってくれていたらいいなと思います。彼は私たちにここに来てほしかったのだと思います。」

地元の歴史家であるノリス・トラトニック氏は、作市の死について彼が見つけた情報を提供するために墓地にいた。1917年1月10日、作市は45歳の時に落石により亡くなったという。

地元の墓地を訪れた後、一行はフォッシル・カントリー・フロンティア博物館に行き、その後フォート・ブリッジャーにあるケナーの家に向かった。
https://kemmerergazette.com/article/japanese-woman-travels-to-kemmerer-to-connect-to-past

100年ごしの墓参り

100年ごしの墓参り

明治時代末期に渡米、大正時代に現地で亡くなった方のお墓を当社現地スタッフの調査で見つけることができました。

そのお墓参りに末裔が行かれることになり、100年ごしの対面?? 海を越えてご先祖と出会うのはどんな気持ちでしょうか。

現地スタッフがご案内します。

その他近況です。

・ある調査で小学校に問い合わせ。校長先生がご対応くださって、現地の方々を巻き込んだ、こちらも90年越しの交流が始まり温かさに感動しています。

・先日の続きで伊達藩ゆかりの末裔の本、瑞巌寺さまにも寄贈しました。♪松島~のさぁよ~瑞巌寺いほどぉの~♪頭の中で流れます。

・調査でよくあるのが実の父母は?‥という戸籍謄本に載らない場合です。やはりフルネームや場所が絞りこめないと難しいです。うんうん唸って推理しながら進めています。

・読めない戸籍謄本のテキスト化依頼は相変わらず多いですが、原本を穴をあくほど見てもわからない、印刷が悪い、消えている、極端なくせ字などと向き合って校正しています。判明すると嬉しいですね。

・やはり日記や手記などの手書き文をテキスト化して、冊子にするケースもあります。装丁デザインでぐっと読みやすく、親しみやすくなります。

・2年越し3年越しの調査も頑張って調査とご報告を続けています。お客さまからの写真待ちも複数。寄り添って家族・一族の宝物にします!!

 残暑厳しいですが頑張ってサバイバルしましょう。